LoL プロシーンの歴史を振り返る


良くある短時間で振り返れる系のシリーズをやってみようと
LoLのプロシーンの移り変わりについて。
実際僕がリアルタイムで見ていたのはSeason2のWorldくらいからですが。




Season1

この頃は今のようなLCSのようなレギュラーシーズン戦は無く、時折行われるオフライン大会のようなものだけでした。
世界大会と言っても全部で8チーム、EU3チームNA3チームとシンガポール、フィリピンから各1チーム参加しました。

決勝戦はagainst All authorityとFnaticの対戦でFnaticが勝利しました。
ちなみにSeason1の大会に参加して現在も現役の選手は現TSMのYellowstar、OriginのSoaz(aAaの選手として出場)、そして現TSMのDoubleriftです。
チームとしてはTSM、CLGはこの時すでに参加していますがDyrusやDoubleriftはもう1つのNAチームEpikGamerのメンバーとして参加していました。

Season2

この年のワールドはそれまであまり注目されていなかった韓国、中国、台湾勢の強さが露呈された試合でした。
特にAzubu Frost、Taipei Assassinsの2チームが予選からの強さのまま決勝まで残り、最後はTPAが3-1で勝利し優勝を手にしました。
このくらいの時期から今でも前線で活躍する選手が出てきています。
韓国だとAzubuFrostのサポートで現CJEntusのMadlifeや、当時Najin現ROXTigersのPray等。

僕はこの頃にLoLを始めて、Worldsは当然NAの選手に期待してみていましたがどのチームもぼろぼろで当時NAのトップチームの一角だったDignitasが予選全敗したのはショックでした。当時のメンバーはTopが現RenegadesのCrumbuzz、Jungleが元TLのIWDominate、MidがCLGのコーチもしていたScarra、ADCが最近は配信者として有名なImaqtpie、サポートがPatoy(引退済)でした。
CLGも予選落ち、TSMは決勝ラウンド1回戦で敗退しています。

Season3

Season3から各地でLCSのようなリーグ戦がスタートし、レギュラーシーズンの結果で世界選手権への出場が決まるようになりました。
NAでは夏シーズンにChallengerから上がってきたCloud9が驚異の強さでNAリーグ優勝。2位がChaoxの代わりにWildturtleを擁して勝ち上がったTSMでした
しかしこの年は何といってもSKT旋風の年で改めて韓国の強さを世界に知らしめましたし、Fakerが世界的に有名になったのもこの年です。
あとは世界にAnnieサポートを流行させたSHRCのTabeも有名になりましたがこの年で引退してしまいました。後にSeason5のWorldsで解説として出てきて、中国チームの戦術をペラペラしゃべり倒しめちゃ怒られるという歴史を残しました。
当時のSHRCには韓国でLeeSinの使い手として名をはせたinsecも在籍していましたが、LeeSinは案の定BANされまくりKhazixばっかり使ってた印象があります。

Season4

この頃からEUからNAへの人の流れが目立ち始めます。TSMへ行った元CWのBjergsenや、チーム中3人がまとめてNAに移籍してきたEvilGeniuses等。
また夏シーズンのPromotionで、中国からチームごと移籍してきたLMQが勝ちあがりLCS本戦でもその強さで最終的に3位でWorlds出場まで決めました。決勝は当時のトップ2チームTSMとC9の対決でTSMがフルセットで勝利し優勝しています。

Worldsでは結果的に決勝に残ったのが中国2チーム韓国2チームと言う、いよいよアジア勢の圧倒的な強さが際立ってきます。
昨年度の優勝チームSKTは予選を通過できず、Samsungの兄弟チームが準決勝で当たるというドラマもありました。
最終的にSamsungWhiteが優勝しましたが、後日談として優勝チームのWhiteと兄弟チームのBueのメンバーがほぼ全員脱退して中国チームに行ってしまい、Samsungは次の年一転して最下位チームに転落してしまうと言う、中国による韓国選手の青田買いも話題になりました。

Season5

NAとEUではSeason4までは夏シーズンの結果でそのままWorldsへの出場権が決まっていましたが、Season5から通年のポイント制となり、3チームの選び方が
1.夏シーズンの優勝チーム
2.春夏のポイント合計の一番高いチーム
3.上記2チームを除いたポイント上位4チームのReginalFinalsの優勝チーム
の3チームが選ばれるというシステムになりました。
NAではこの年Cloud9が夏シーズン不調でギリギリの7位通過(8位以下になるとReginalFinal出場権が無くなる)
春シーズンのポイントで何とかFinalの出場権を手にし、最下位からの勝ちあがり式のトーナメント3戦を全勝(つまり他の出場チームに全部勝ち)
劇的な逆転でWorlds出場の最後の枠を手にしました。一時期手のけがで抜けていたHaiがJunglerとして戻ったことが一番大きかったのではないかと思っていますが、逆にCloud9のHaiへの依存が露呈してしまいこの構図はSeason6現在も続いています。

Worlds本戦ではSeason4で中国に拾われていった韓国選手を擁した中国チームvs残った選手たちで勝ち上がった韓国チームみたいな戦略図が事前に予想されていました。
しかし蓋をあけると中国のLGD(元SSWのImp、元SSBのAcornが在籍)とiG(元KTのKakao、Rookieが在籍)は不調で予選ラウンドを抜けられず、元SSWのPawn、元SSBのDeftを迎えたEDGのみが決勝へ進出するものの初戦でHuni、Reignoverを迎え夏シーズン全勝をしたFnaticにストレート負け。
そのFnaticも準決勝でKOOTigersにストレート負け。そして決勝はSeason3の覇者SKTが3-1で勝利し2度目の世界チャンピオンに返り咲きました。(Season3に在籍していたのはBengiとFakerのみ。他のメンバーMarin、Bang、Wolf、SubのEasyhoonは当時の兄弟チームSKT T1 Sのメンバー)
話があちこち飛びますが、Season4まで韓国では1組織2チーム制(SamsungWhiteとBlueとか、SKT T1 SとSKT T1 Kみたいな)でしたが、この年から1組織1チーム制になりました。Season4の青田買いの影響もあったのかは謎ですが、それにより全てのチームが2チーム分の人数になったり、そこから抜けて新しいチームを作ったKOO Tigersのようなチームも出て来たわけです。

ちなみに優勝後のSKTから、MaRinとEasyhoonが中国へまた輸出されていきました。

Season5シーズンオフ


年度終わりに開催される韓国のKeSPACupで波乱が起きます。
Worlds準優勝のKOOTigers(当時スポンサーが居なくてただのTigers)は予選BO3で格下SBENUに2-0で負け、世界王者のSKTも準決勝で韓国のチャレンジャーチームEverに敗れます。
決勝はそのEverと古豪CJ。EverはCJを3-0で倒してチャレンジャーチームながら韓国のトップの座を手にします。
そのまま彼らはIEMKologneに出場し、これまた中国の強豪QGを破り優勝と短期で2度の優勝をして一気に知名度を上げました。
しかしKologne終了後中心プレイヤーだったMidのAtheneがこれまた中国へ(EDG)輸出されてしまいます。

Season6前半


NAとEUのLCSがあと1週で終わりです。

NAではTeam8のスポットを買い取ったTeamImmotalsが、元FnaticのHuniとReignover、MidにCLGのPobalter、ADCにTSMのWildTurtle、SupportにTIPのAdrianと言うメンバーを集め、16戦15勝1敗と圧倒的な強さでトップを独走し、既に春シーズンプレイオフシード権を確保しています。
2位に元TIPのRushをJungleに迎えたC9とDoubleliftの代わりにStixxayを入れ結果を上げているCLGが併走、その後ろをTSM、NRG、TL等が追っています。個人的に注目していたLCS初の女性プレイヤーRemiを擁したRenegadesは、初戦の勝利後怒涛の11連敗、メンバーをほとんど入れ替え(Jungle以外全員変わっています)Week7~8で2勝するも時すでに遅しですでに最低Promotion行きが決定しています。
他にもEUの有名なMidプレイヤーFroggenを迎えたEchoFoxはFroggenがVisa問題でいない間に負けを積み上げてしまい、Froggenが帰ってきてからは好調なもののギリギリPromotion落ちない&Playoff出られない7位につけています。

EUはSeason5のトップ2だったFnaticとOrigenが共に微妙な戦績で現時点で共に4位タイでぎりぎりのプレイオフ圏内。トップがチャレンジャーから上がってきた元UOLのJunglerだったKikisをTopに起用したG2Esportsと、元SK、GambitsのForg1venを迎えたH2Kがトップタイ、その下にGambitのスポットを買い取ったTeamVitality(元H2KのBOTコンビHjärnanとKasing、元ELのShook、元RoccatのNukeduck、Topは元GambitのCabochard)が追っています。

韓国ではこれまたS5王者のSKTが微妙な戦績で現時点で6位。トップは昨年度の準優勝ROXTigers、Junglerの入れ替えに成功して12戦11勝と波に乗っています。2位は昨シーズンはプレイオフ圏外だったJinAirが好調で9勝、3位はWorldsにも出場したKTが8勝でつけています。

3月上旬に行われたIEM Katowiceでは、前回のIEM優勝Ever、準優勝のQGが出場しました。決勝はこの2チームの対戦になるかと思いきや両チームともに予選ラウンド敗退。
決勝に残ったのはNAのTSM、EUのFnatic、中国のRoyalNeverGiveup、そして韓国のSKTです。
安定してTSMを破ったSKTと、Jhin押しでRoyalを倒したFnaticの決勝になりましたがいざぶつかってみるとSKTの一方的な試合。最後の試合は特にSKTが一方的に攻め立てなんとFnaticのSurrenderで幕を閉じると言う結果でSKTがまだまだ強いぞと言うところを見せ付けました。
とは言え国に戻れば下位チームにも負ける始末なので今シーズンは気を抜けない状態です。
IEMではレギュラーのBengiに変わりサブジャングラーのBlankが出場し、若干不安が残る動きもあるもののバロンスティールを決めたりするなど要所で活躍していました。IEM後そのままBengiの代わりに出場しているようですが今後どうなるのでしょうか。


以上だらだらと書きました。一気に書いたので間違いミススペル等あるかと思いますが見つけたら行ってください直すかもしれません

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